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より多くのがんを早期に発見し、早期に治療するためには、がん検診と精密検査の受診率を高くするとともに、質の高いがん検診を実施することが必要です。
がん検診は、市町村によるもの(住民検診)のほか、企業における福利厚生や健康保険組合等による保健事業によるもの、個人が任意で受診する人間ドックによるものなどがあります。
しかし、市町村以外のがん検診の実施状況は完全には把握できていないため、無作為抽出により宮城県が行う「県民健康・栄養調査」や国が行う「国民生活基礎調査」により県全体の受診率を把握しています。
令和4年「県民健康・栄養調査」によると、がん検診受診率は下表のとおりとなりました。
第4期宮城県がん対策推進計画では、この県民健康・栄養調査によるがん検診受診率を70%以上にすることを目標とし、受診率向上に向けて企業と連携した啓発事業や市町村の受診勧奨支援などを実施しています。
がん検診の部位 | 胃がん | 肺がん | 大腸がん | 子宮頸がん | 乳がん |
受診率算定対象年齢 | 40~69歳 | 40~69歳 | 40~69歳 | 20~69歳 | 40~69歳 |
受診率(%) | 55.7 | 71.9 | 59.9 | 53.8 | 59.2 |
市町村事業のがん検診受診率については、厚生労働省が毎年「地域保健・健康増進事業報告」としてとりまとめ、公表しています。
なお、がん検診の精度管理については、宮城県生活習慣病検診指導管理協議会がん部会から確認いただけます。
国民生活基礎調査(外部サイトへリンク)とは、保健、医療、福祉、年金、所得等国民生活の基礎的事項を調査し、厚生労働行政の企画及び運営に必要な基礎資料を得ることを目的とするものです。がん検診の受診の有無などについては3年ごとに実施しており、最近では令和3年に調査を実施しています。
このデータをもとにした、都道府県別がん検診受診率は次のとおりです。
がん検診受診率(国民生活基礎調査による推計値)(外部サイトへリンク)
※がん検診受診率等をダウンロードできます。
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